定期検診
歯医者さんは悪くなってから行くところ?
  歯医者さんは悪くなってからいくところ?

たしかに悪くなってしまったところはいち早い治療をオススメいたします。
ですが、その悪くなってしまったところ、
もしかしたら予防対策することができたかもしれません。

定期検診で、積極的な予防管理を!

わたしたちにとっての何よりの楽しみ、といえば食べることに他ならないでしょう。
その楽しみを長期間継続していくことができたらどんなに素晴らしいことでしょうか。
そのためにも、自分の歯は末永くしっかりと守っていきたいものです。

歯をむし歯や歯周病から防ぐためには、
自宅で自ら行うセルフケアと、歯医者さんでのプロフェッショナルケア、
この両方が大切となります。なお、歯周病は歯を失う一番の原因となっています。
歯周病を他人事と思わずに、積極的に予防に取り組みましょう。

定期検診

 

なぜ、定期検診が必要になるの?

  1. 自分だけのブラッシング(セルフケア)だけでは落とせない汚れがあります。
    歯科医師も歯科衛生士も自分の歯を100%清掃することはできません。
  2. 残った汚れは細菌の塊(バイオフィルム)を形成し、むし歯、歯周病を発症させます。
  3. 発症したむし歯、歯周病に対し、しっかりとした対応をしていかなければ、自覚症状もないままに悪化してしまいます。
  4. それらを予防するためにも定期検診(プロフェッショナルケア)を3~4ヶ月間隔で受けるのが望ましいでしょう。

定期検診ではどんなことをするの?

定期検診では、お口の健康状態を調べ、歯が悪くなる原因を取り除きます
 
定期検診の内容
口腔内検査
・むし歯検査 ・歯周ポケット測定 ・出血や膿の有無
・歯のぐらつきの検査 ・X線検査(必要に応じて) ・かみ合わせの検査
歯磨き指導
・ブラッシング・フロッシング(糸ようじでのお手入れ)などをの再確認
・一人ひとりのお口の状態に合ったセルフケア方法を丁寧に指導
スケーリング
・スケーラーという器具を使った歯石の除去
・歯の表面やポケットの中にたまった自分では落とせない汚れを除去
PMTC
・特殊な研磨剤で歯の表面をなめらかツルツルにします
・表面がなめらかになると歯垢もたまりにくくなります
フッ素塗布
・歯の表面を強化したり、歯の表面からミネラル分が溶けだすのを抑制します
入れ歯の検査
・入れ歯の適合や、噛み合わせの確認をします
シーラント
・小児のむし歯予防として、奥歯の噛む面の溝をプラスチックで埋める治療です

口腔内審査。トラブルがあれば報告し、治療の希望があれば同意を得て治療をすすめていくことを徹底しています。


PMTC(プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング)による歯面の清掃・研磨。

 

定期検診Q&A

Q. 定期検診はどういうタイミングに始めるべきですか

定期検診は歯や歯茎の健康を維持させるためのものですので、タイミングを待つというより、お口の中が健康な今の内に始めるのがベストです。既に虫歯などを治療中の方は、完了後から始めてみてはいかがでしょうか。

 

Q. 定期検診はどのくらいの間隔で受ければいいのですか

皆様それぞれに歯茎の健康状態やセルフケアの行き届き方が違いますので、患者様ごとに最適な間隔をご提案させて頂きます。ただ、菌は検診後も再増殖してきますので、3〜4か月後が一般的には理想です。

 

Q. 定期検診を受ければ歯が白くなりますか
エナメル質の着色汚れなど、ある程度まではPMTCにて落とせるでしょう。
尚、当院ではマウスピースを用いたホワイトニングもご提供しています。
ご希望の方は、歯科医師またはスタッフにお気軽にご相談下さい。

 

Q. 私は総入れ歯なのですが、定期検診を受けるべきですか

もちろん、入れ歯をご使用の方も定期検診が必要です。入れ歯は菌が増殖しやすく、お口の中の形との適合も変化しやすいので、入れ歯だからこその定期的なケアが必要です。